鍾馗さんの由来と京町家にある鬼瓦
鍾馗(しょうき)とは中国発祥の神様で、唐の時代の玄宗皇帝が病気に罹ったときに見た夢に由来すると言われています。
玄宗皇帝が病気で高熱が出て寝ていると、宮廷内で小鬼が悪戯をして回っていました。
やがて大鬼が現れて小鬼を捕まえて食べてしまいました。
玄宗が大鬼に対して正体を尋ねたところ、かつて高祖皇帝が自分にしてくれたことに対する恩に報いるためにやってきたと伝えます。
玄宗皇帝が夢から覚めると不思議なことに病気が完治しており、絵師に銘じて姿を描かせた絵が民間信仰の対象となりました。
鍾馗の姿が描かれた絵は、中国で厄除けの神様として家の戸口に貼る風習があります。
日本に伝わってから厄除けの神様として信仰され、鬼の姿をした鬼瓦が京都の京町家に置かれるようになりました。
現在でも、古い京町家の屋根にある鬼瓦を見ることができます。
京都市東山区にある「若宮八幡神社」(通称陶器神社)の境内には、鍾馗さんが祀られている境内末社があります。